〜中島side〜
「もしもし…柊矢だよね…?久しぶり」
思いがけずかかってきた電話に俺は驚きを隠せなかった…
2年ぶりにかかってきた電話は、あれから一度も連絡も取り合っていなかった美冬だった…
「美冬…急にどうした…?」
俺は他に言葉が出なかった…
「柊矢…急にごめん…」
美冬は電話先でグスグスと泣いている
「泣いてるのか?何かあったのかよ…?」
「本当にごめん…家のお母さんが、昨日亡くなったの…昨日まで元気だったのに、夜帰ってきたら、台所で倒れてて…」
電話口で話す美冬の言葉に俺は衝撃を受けた
美冬は母子家庭で母親と2人で暮らしていた…
中学の時に両親が離婚したのだ…
美冬は母親と一緒にそのまま暮らし、父親は出て行った…
中学2年の時だ…
それからはずっと美冬が母親を支えて生きてきた…
美冬は高校を卒業すると、進学はせず、地元の企業に事務員として就職した
柊矢と違って私はそんなに頭が良くないから、学費もかかるし、就職するんだ
美冬は母親思いの優しい子だった
高校3年の時に俺達は別れ、最後に会ったのは婆ちゃんの葬式だった
「もしもし…柊矢だよね…?久しぶり」
思いがけずかかってきた電話に俺は驚きを隠せなかった…
2年ぶりにかかってきた電話は、あれから一度も連絡も取り合っていなかった美冬だった…
「美冬…急にどうした…?」
俺は他に言葉が出なかった…
「柊矢…急にごめん…」
美冬は電話先でグスグスと泣いている
「泣いてるのか?何かあったのかよ…?」
「本当にごめん…家のお母さんが、昨日亡くなったの…昨日まで元気だったのに、夜帰ってきたら、台所で倒れてて…」
電話口で話す美冬の言葉に俺は衝撃を受けた
美冬は母子家庭で母親と2人で暮らしていた…
中学の時に両親が離婚したのだ…
美冬は母親と一緒にそのまま暮らし、父親は出て行った…
中学2年の時だ…
それからはずっと美冬が母親を支えて生きてきた…
美冬は高校を卒業すると、進学はせず、地元の企業に事務員として就職した
柊矢と違って私はそんなに頭が良くないから、学費もかかるし、就職するんだ
美冬は母親思いの優しい子だった
高校3年の時に俺達は別れ、最後に会ったのは婆ちゃんの葬式だった



