受付以外の私を除いた女性4人はパートさん達で、自分よりも年上な上、勤務歴が自分より長く頭が上がらない為、いつも、彼女らが苦手だとする仕事を回される。
自分ばかりと文句も言いたくなるが、数々の私のドジに目くじらも立てず、ドンマイと声をかけてくれてサポートまでしてくれるから、いい職場環境だと思って自分にできる事は進んで動くようにしている。
今日も、始業開始早々に一本の電話がなる。
「はい、総務です。…はい、デザイン部にA5のコピー用紙と黒のインクですね」
私が電話に出て復唱している間に、パートの相田さんが準備してくれている。そして、他の電話でも同じように依頼があり、由井さんが台車を出してきた。
「はい、すぐに向かいます」
電話を切り、振り返ると台車の上には、ダイレクトメールの山と、A5のコピー用紙と黒インク。そして…
「これは、事業部に」
重そうな段ボールの箱がドンと音を立てて乗った。
うわっ…重そうだ。
みんなの視線が私に…
「莉子ちゃん、いってらっしゃい」
一番年長者の相田さんに肩を叩かれ、諦めモードで返事をする。
「いってきます」
思っていたより重い台車をへっぴり越しで押して荷台用エレベーターまで歩いていると、背後から声がかかる。
自分ばかりと文句も言いたくなるが、数々の私のドジに目くじらも立てず、ドンマイと声をかけてくれてサポートまでしてくれるから、いい職場環境だと思って自分にできる事は進んで動くようにしている。
今日も、始業開始早々に一本の電話がなる。
「はい、総務です。…はい、デザイン部にA5のコピー用紙と黒のインクですね」
私が電話に出て復唱している間に、パートの相田さんが準備してくれている。そして、他の電話でも同じように依頼があり、由井さんが台車を出してきた。
「はい、すぐに向かいます」
電話を切り、振り返ると台車の上には、ダイレクトメールの山と、A5のコピー用紙と黒インク。そして…
「これは、事業部に」
重そうな段ボールの箱がドンと音を立てて乗った。
うわっ…重そうだ。
みんなの視線が私に…
「莉子ちゃん、いってらっしゃい」
一番年長者の相田さんに肩を叩かれ、諦めモードで返事をする。
「いってきます」
思っていたより重い台車をへっぴり越しで押して荷台用エレベーターまで歩いていると、背後から声がかかる。


![(続編)ありきたりな恋の話ですが、忘れられない恋です[出産・育児編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1631187-thumb.jpg?t=20210301223334)
