認めたくなかったけど、どうやらとっくに恋に堕ちていたようだ。
飛びつくように抱きついたら、驚き顔で私を抱きあげて、今にも泣きそうな向井さん。
この状況で言うのも恥ずかしいけど…
「…向井さんが好き。エレベーターであった時から素敵な人だと思ってた」
「…俺も莉子の桃尻に惚れた」
「もう、冗談言わないで」
「ほんとさ。俺のハートを持っていった瞬間だ。会えば会うほど好きになってった。彼女になってくれ」
「はい」
お互いに自然と唇を重ね、向かう先は決まっていた。指を絡め、お互いの肌の熱に浮かされて、離れられなくて…遅い晩ご飯を一緒に作って、キスして、食後の後もベッドで愛し合った。
幸せ過ぎて怖い…
ふと、脳裏に浮かんだ彼のファン達だった。
「どうした?」
「…私達が付き合ってること会社の人達には内緒でいいよね!」
「隠すことじゃないだろ」
「そうだけど…向井さんのファンはショックを受けると思う」
まさか、話してるだけで、中傷されてるとは言えなくて、ジッと彼を見つめた。
「…わかったよ。内緒でいい。そのかわり、夜は俺と過ごすこと」
飛びつくように抱きついたら、驚き顔で私を抱きあげて、今にも泣きそうな向井さん。
この状況で言うのも恥ずかしいけど…
「…向井さんが好き。エレベーターであった時から素敵な人だと思ってた」
「…俺も莉子の桃尻に惚れた」
「もう、冗談言わないで」
「ほんとさ。俺のハートを持っていった瞬間だ。会えば会うほど好きになってった。彼女になってくれ」
「はい」
お互いに自然と唇を重ね、向かう先は決まっていた。指を絡め、お互いの肌の熱に浮かされて、離れられなくて…遅い晩ご飯を一緒に作って、キスして、食後の後もベッドで愛し合った。
幸せ過ぎて怖い…
ふと、脳裏に浮かんだ彼のファン達だった。
「どうした?」
「…私達が付き合ってること会社の人達には内緒でいいよね!」
「隠すことじゃないだろ」
「そうだけど…向井さんのファンはショックを受けると思う」
まさか、話してるだけで、中傷されてるとは言えなくて、ジッと彼を見つめた。
「…わかったよ。内緒でいい。そのかわり、夜は俺と過ごすこと」


![(続編)ありきたりな恋の話ですが、忘れられない恋です[出産・育児編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1631187-thumb.jpg?t=20210301223334)
