「ねぇねぇ、みんな。あの…タイムカプセル作らない?」
学校の放課後、仲のいい4人は教室で雑談をしていた。
この4人にはひとつの共通点がある。
それは…4人全員の名前に季節が入っていることだ。
リーダー的な存在で明るくて、優しい穏やかな女の子、春菜(はるな)。
いつも元気で力持ち、信頼があり頼れる男の子、夏生(かい)。
大人しくあまり話さないけど、空気を読めて周りをしっかり見れる女の子、秋寧(あきね)。
冷たくて無愛想だけど、優しさがありさりげなく気遣いが出来る男の子、冬弥(とうや)。
この4人は中学3年生になり、思い出を残したいみたいだ。
冬弥 :「急だね春菜は。タイムカプセルだなんて…」
秋寧 :「わ、わたしは…いいと思う…。」
夏生 :「いいじゃん。やろうぜ!で、何入れる?春菜ならなんか考えてんだろ?」
冬弥 :「勝手に話を進めないで貰っても?」
冬弥はいつものように冷たい。
それと秋寧はおどおどしながら話を聞いている。
春菜 :「えっと…考えてはいるけど…」
夏生 :「やっぱさすがだな!教えてくれよ!」
秋寧 :「あの…冬弥くんはいいの…かな…?」
冬弥 :「…はぁ…別にいい。好きにしろ。」
春菜 :「なら…。説明するね。」
冬弥は少し諦めている感じだが、秋寧の優しいさにも気を使っている様子だ。
そして、春菜は説明をした。
春菜の考えはこうだ。
未来の自分への手紙と、思い出の物など作った物を入れる。後は自由だ。
だがあと1つみんなで作って入れたい物がある。
それが4人の共通点の名前に入っている季節の漢字。
1人1つの季節、自分の名前に入る季節のいいところを1つのノートにみんなで書いて、タイムカプセルに入れる。
いいところをたくさん見つけて書くこと。
それを書けているなら何を書いても自由。
春菜 :「質問ある人いる?」
秋寧 :「えっと…それは例えば、わたしが書く季節は秋って事…?」
春菜 :「うん!そゆこと。私は春菜だから春のいいところ探しをしてきました!」
夏生 :「俺は夏だな…って!もうしたのか!?」
冬弥 :「おれは冬か…」
そして、その季節の間にいいところを見つけて書くこと。
今は夏になりかけの時期だ。
だから、春菜はもう書いてきていた。
春菜 :「じゃあ、次書くのは夏生で、次が秋寧、冬弥の順番でお願いね!卒業式の日にタイムカプセルを埋めるから、それまでには全員書くこと!」
冬弥 :「どこに埋めるの?」
春菜 :「それは、大きな桜の木の下!」
秋寧 :「それって…あの公園の…?」
春菜 :「うん!」
夏生 :「どう書くのこれー!全く思いつかねー!」
夏生は書くことを考えていた。
なかなか思いつかなくて叫んでいる。
春菜 :「そう言うと思ったので、私が書いたところみんなに見せてあげます!」
夏生 :「おおー!さすが!」
みんなの表情が明るくなる。
春菜がノートを開く。
そのひとつのノートをみんなで覗き込む。
そこには新しい世界が広がっていた…。
学校の放課後、仲のいい4人は教室で雑談をしていた。
この4人にはひとつの共通点がある。
それは…4人全員の名前に季節が入っていることだ。
リーダー的な存在で明るくて、優しい穏やかな女の子、春菜(はるな)。
いつも元気で力持ち、信頼があり頼れる男の子、夏生(かい)。
大人しくあまり話さないけど、空気を読めて周りをしっかり見れる女の子、秋寧(あきね)。
冷たくて無愛想だけど、優しさがありさりげなく気遣いが出来る男の子、冬弥(とうや)。
この4人は中学3年生になり、思い出を残したいみたいだ。
冬弥 :「急だね春菜は。タイムカプセルだなんて…」
秋寧 :「わ、わたしは…いいと思う…。」
夏生 :「いいじゃん。やろうぜ!で、何入れる?春菜ならなんか考えてんだろ?」
冬弥 :「勝手に話を進めないで貰っても?」
冬弥はいつものように冷たい。
それと秋寧はおどおどしながら話を聞いている。
春菜 :「えっと…考えてはいるけど…」
夏生 :「やっぱさすがだな!教えてくれよ!」
秋寧 :「あの…冬弥くんはいいの…かな…?」
冬弥 :「…はぁ…別にいい。好きにしろ。」
春菜 :「なら…。説明するね。」
冬弥は少し諦めている感じだが、秋寧の優しいさにも気を使っている様子だ。
そして、春菜は説明をした。
春菜の考えはこうだ。
未来の自分への手紙と、思い出の物など作った物を入れる。後は自由だ。
だがあと1つみんなで作って入れたい物がある。
それが4人の共通点の名前に入っている季節の漢字。
1人1つの季節、自分の名前に入る季節のいいところを1つのノートにみんなで書いて、タイムカプセルに入れる。
いいところをたくさん見つけて書くこと。
それを書けているなら何を書いても自由。
春菜 :「質問ある人いる?」
秋寧 :「えっと…それは例えば、わたしが書く季節は秋って事…?」
春菜 :「うん!そゆこと。私は春菜だから春のいいところ探しをしてきました!」
夏生 :「俺は夏だな…って!もうしたのか!?」
冬弥 :「おれは冬か…」
そして、その季節の間にいいところを見つけて書くこと。
今は夏になりかけの時期だ。
だから、春菜はもう書いてきていた。
春菜 :「じゃあ、次書くのは夏生で、次が秋寧、冬弥の順番でお願いね!卒業式の日にタイムカプセルを埋めるから、それまでには全員書くこと!」
冬弥 :「どこに埋めるの?」
春菜 :「それは、大きな桜の木の下!」
秋寧 :「それって…あの公園の…?」
春菜 :「うん!」
夏生 :「どう書くのこれー!全く思いつかねー!」
夏生は書くことを考えていた。
なかなか思いつかなくて叫んでいる。
春菜 :「そう言うと思ったので、私が書いたところみんなに見せてあげます!」
夏生 :「おおー!さすが!」
みんなの表情が明るくなる。
春菜がノートを開く。
そのひとつのノートをみんなで覗き込む。
そこには新しい世界が広がっていた…。



