可憐な華はには毒がある。



艶やかな黒髪が月光に照らされ暗闇の中で淡く光を放っている。

美しい黄金の瞳が爛々と輝き、誰もがその瞳に囚われる。


その美しい女はただ静かに佇んでいる。鴉が我々を静かに見下ろすように。

ある者は、その美しさに魅入られ、愚かにも手を伸ばそうとするだろう。


身の程知らずであることも認識できずに。


しかし、気をつけた方がいい。


これは心ばかりの忠告だ。


もし、君の身が大切ならば。


よく言うだろう?


きれいな花には毒があるってね。



……おっと、もう手遅れだったようだ。