さくらびと。 恋 番外編(3)

 


「桜井さん!おはようございます!」










 
 元気な声に振り返ると、そこには新しく中途採用で入職した看護師、山田恭介が立っていた。








彼は、人懐っこい笑顔で、まるで子犬のように蕾に懐いている。
 











 「山田くん、おはよう。よろしくね。」








 
 蕾は明るく応えた。蕾は、山田の指導担当に任命されていたのだ。











 
 「こちらこそ!桜井さんのように、早く一人前になれるように頑張ります!」








 
 山田は、蕾の隣に座り、真剣な眼差しでカルテを覗き込んだ。










その距離感の近さに、蕾は少し戸惑いを感じた。











しかし、彼の純粋な瞳を見ていると、邪険にすることもできない。