家に帰った美麗はバンドのグループLINEに1週間は仕事が忙しく、練習に行けない事を送信しておいた。
仕事も明日は無理だが他の人に代わってもらう事ができて、とりあえず1週間は慶悟の為に時間を使える事が出来る。
あと2ヶ月後にせまっているレミィのライブの事も今の美麗の頭の中にはなかった。
次の日の15時、慶悟のマンションのインターフォンを押すとすぐに玄関のドアが開いた。
「びっくりしたぁ」
「いつも時間通りだから待ってた(笑)どうぞ」
「お邪魔します」
ダイニングを見ると昨日ピザの宅配を頼んだであろうピザ屋の段ボールが置いてあった。
ふふっ、ピザ食べたんだ。
「何?」
「あっ、昨日ピザだったんだなって(笑)」
「久しぶりに美味かった(笑)1人じゃ頼まないしな」
「じゃあ今度焼いて持ってきますね」
「焼く?ピザを?」
「はい、電気のピザ焼き器があるんですよ」
「へぇ、楽しみ」
美麗は片付けを始めた。
「慶悟さん、寝室が変わってます」
リビングで書類の整理をしていた慶悟が立ち上がった。
「気づいた?」
2人で寝室に行くと昨日とは違うベッドが置いてあるのだ。
「もう古かったし、替えのシーツもどこにあるかわからないしさ、近くの家具屋で即日配送可があったからさっき届いたばっかりなんだ、いつでも美麗が泊まれるように(笑)」
「もう、慶悟さん、仕事が早い(笑)じゃあ、今日泊まっちゃおうかな」
「いいよ」
「じゃあさっさと寝室を片付けちゃいますね(笑)」
あっという間に3時間は過ぎていった。



