「じゃあ、時間もないのでスーパーに行ってきます」
「じゃあ、これ」
慶悟からお金を受け取り、スーパーに到着するとカレーのコーナーで美麗は立ち止まっていた。
「レトルトの方がいいのかな」
美麗は考えた。
ずっとカレーはさすがに嫌になるよね。
でもせっかくなら美味しいのを作ってあげたい…
色々考えて30分もかかって買い物から帰ってきた。
「ただいまです、すみません遅くなりました」
「おかえり、暑かっただろ?冷蔵庫の飲み物何でも飲んでいいよ」
「ありがとうございます、これ、お釣りです」
「ありがとう」
「すぐに作りますね」
勉強をしていた慶悟はテレビを付けレミィを見始めた。
トントンと包丁の音と料理を作る行程の音が同じ部屋に心地よく響いてくる。
勉強に必死だった頃は彼女が料理しているとうるさくて寝室にこもり勉強していた学生時代を思い出した。
そのうち、慶悟はソファに横たわり寝てしまっていた。
レミィの流している曲と同時に鼻歌も聴こえてくる。
夢だよな…
レミィが夢の中で俺だけに歌ってくれているような錯覚を憶えた。



