「あっ、はい、私も歌が好きなので色んな方の歌を聴いてます、VTuberに限らずアーティストの方のMVとかはよく拝見しますね」
「中野さん、歌が好きなんだね」
「はい…」
「レミィが歌う曲って全部知ってる訳じゃないんだけど、逆にレミィが歌っていて後からこの曲はこのアーティストの曲なんだって知るんだ」
「それも1つの楽しみ方だと思いますね、実際流行りの曲も、昔のヒット曲とかも幅広く歌われてますからね」
「そう!実際中野さんと俺でも4年違うけどその年代のヒット曲を歌ってくれるからさ…飽きなくて、昭和の曲も流行ってるんだよね、……ごめん、喋り過ぎたな、何かレミィの事を話せて嬉しくなってしまった」
こういうのがダメなんだよなと少し照れたように呟いていた。
「私、そろそろ失礼しますね、明日も仕事なので、ラーメンご馳走様でした」
「こちらこそ引き止めてごめん、ラーメン美味かったな(笑)」
「はい!(笑)」
玄関まで見送ってくれて、美麗は頭を下げた。
「鍵、わざわざありがとうね」
「いえ、それでは失礼します」
美麗は慶悟のマンションから出ると上を見あげて部屋の電気がついているのを見ていた。
何か寂しい感じがするのは何故なんだろう…
お客様なのにまた会いたいなんて…
レミィの時は声が違うから気づいてないとは思うけど畑野様の生活にレミィがお役に立てたのなら良かった。
美麗は駅に向かい自分の家に帰宅した。



