慶悟はテーブルの上のメモを見つけて手に取り読んでいた。
「恥ずかしいです」
「いや、綺麗な字だね、帰ってきてすぐにお風呂に入ったからまだ見てなかった」
「忙しい時に来てしまいましたね、すみません」
「いや…さっき翔馬と話しててさぁ」
「大平様と…はい」
「翔馬の所は年配の人が来てるみたいでさ、若い人が来たって言ったら驚いてた」
「そうですね、私が1番若いかもしれません」
「女性に歳聞くなんて失礼かもしれないけどいくつ?言いたくなければ構わないけど」
「大丈夫ですけど…25歳です、家政科の大学を出て、ビスケットには社員で入社したんです」
「じゃあ中野さんは主婦じゃないんだ」
「はい、現場も出ますし、事務もしますよ、主婦のパートさんが確かに多いですが、大平様は平日の午前中に利用される事が多いので主婦の方がお伺いしてます」
「確かに俺たちは平日休みがたまにあるからなぁ」
「この間はゴールデンウイークの日曜日の夕方でしたので独身の私が参りました(笑)」
「色んなサービスがあるの?」
「はい、ホームページを見てもらえれば…」
「中野さんが来たから聞いてる…」
「あっ、すみません」
「謝らなくていい、ちょうど来てくれたからさ、中野さんから聞きたいなって…めんどい事言ってるかな?(笑)」
「いえ…」
また笑った…



