片手鍋が1つだけ置いてあり、料理は普段からしていないようだ。
玄関に行くと「あ、片方に寄せられてる〜」
凄いやってくれたんだ、でもやっぱり…ね
「うんしょ、うんしょ…」
広いキッチンに美麗は段ボールを移動させ、廊下をピカピカに磨いた。
そのあとリビングを見渡すと、書類などの紙類や本がたくさん置いてあり、これは畑野さんに聞かなきゃ触れないな。
テレビを乾拭きをし、隣の飾り棚を拭こうと見ると
「えっ!えーーー!!」
大きな声を出してしまい慌てて口を押さえる。
「レミィのグッズだ…全部あるし、畑野さんて私を推してくれてる!?」
うわぁぁ、嬉しい!
実は美麗はレミィで、仲間達と会社を作ってVTuberとして活動していて、副業だ。
美麗が高校3年の時に文化祭でバンド演奏をした。
その仲間達で『warmth(ワームス)』という会社を立ち上げている。
高校を卒業して1年が経った頃、友達のアミに誘われバンドを再結成
それぞれ進学したが趣味でやりたいと話があり、美麗もOKしたのだ。



