オレンジ色の奇跡



「生徒会はさ、アライを退学させようと、アイツを罠に引っ掛けた。そしたら、まんまとその罠に引っ掛かった。
そん時、軽く殴り合いみたいになったんだけどさ」

「それで、その場に居合わせた岩佐先輩も混じってアライ達を殴り倒したんですか?」

「まぁな。生徒会って4人しかいねぇくせに、2人は女だろ?相手は、5・6人くらいいてさ。しょうがなく助けてやったんだよ」

「そしたら、今度、退学したアライ達が岩佐先輩を狙いはじめた……」

「そういうこと」

 めんどくさいことになった。

 舞希に叫ばれた次の日、俺が病院に向かう途中。

 待ってましたと言わんばかりにアライ達に囲まれた。

「でも、連絡くらい取れたんじゃないんですか?」

「下手に連絡して舞希を不安にさせたらどうするんだよ」

「今だって不安にさせてると思いますけど」

「……るせぇよ」

「で、岩佐先輩。どうして会いに来たんですか?しかも、なんか色々お土産あるみたいですけど?」

 ちらりと周りを気にしてから、俺を見る井上。

 あーあ。
 やっぱり、か。

 柄の悪い奴らがちらほら。