「『お友達』じゃなくて、あたしの『彼氏』!」
最後の最後で、(もちろん岩佐先輩に聞こえるように)井上くんに言い放つ。
クルッと回れ右をして歩こうとしたけど、あまりにも岩佐先輩が怖かったため、その場で左向け左。
お菓子の棚で挟まれた通路を足早に進む。
チャプンチャプンと、お茶が揺れるのを感じながらもレジにたどり着き、店員さんにお茶を突き出す。
ショルダーバッグからお財布を取出し、金額ピッタリに小銭を取出し店員さんに渡した。
ひったくるようにビニール袋を掴みコンビニの外にでる。
どうしよう、どうしよう、どうしよう!
怒ってるよ、あの顔。
井上くんと話し込まないで、早く戻れば良かった。
あ……、お金払い終わったみたい。

