「わがまま、じゃねぇよ」
「え……?」
「よく分かんねぇけど、スゲー嬉しい」
「なん、で」
「逆にさ、俺が舞希のことを知りてぇって言ったら?」
岩佐先輩があたしのことを知りたいって言ったら……?
う、嬉しいかも…。
好きだからこそ思うこと?岩佐先輩を知りたいと思うことは……。
「嬉しい……」
「だろ?」
「じゃあ、教えて下さい。先輩のこと」
「あぁ、教えてやるよ。でも、明日でいいか?」
「え…?」
「もう、俺、無理」
岩佐先輩は、あたしの頭の両脇に手をつき、視線を合わせる。
限界って、その………。
いや、もうちょっと待ってもらえませんかね?

