オレンジ色の奇跡



 キラ、と輝く何かを手にすると見たことのある形。

 え………?これって………。

「え?先輩……、これって…」

「クリスマスプレゼントだけど?」

「あ…ありがとうございます。
あ、の…どうしてこれを?」

 今、あたしの手の中には小さなハートが付いた控え目なネックレス。

 すごく可愛くてほしいなって思ったが、あたしのお小遣いでは買えなかったもの。

「気に入らねぇの?」

「すごく気に入りました!
………これ、高かったですよね」

「んなことねぇよ。俺、バイトしてるからさ」

「ば、バイト?!」

「あぁ、言ってなかったか?」

「はい…。あっ……!ちょっと待ってて下さいね?」

「ん?あぁ」

 ガラッとドアを開け、リビング、寝室と急ぐ。