オレンジ色の奇跡



「舞希ちゃんと梨海ちゃんは英語話せるみたいだけど優衣は?」

「私は、リスニングだけです。なかなか、話すのは難しくて…」

「優衣の英語はかたいのよ。日本に来てあたしもビックリしちゃった。全然違うんだもん……」

「舞希ちゃん言ってたもんね」

「それでさ……なんで梨海ちゃんは頭良いの?」

「あぁ………梨海の家って有名な華道家なんです。
だから色々と……英才教育っていうやつで……」

 あぁ……、だからか……。

「そうなんだ……英才教育ね……あっ!
ちなみに、俺も英才教育だったんだけどね?もう、やりたくないね。あんなの」

 祥也の家柄も、色々と大変なんだよな。

 なんだかんだ言って俺も英才教育の手前みたいなやつ強制的にやらされたな……。

「おい、祥也。そろそろ教室戻るぞ」

「なに、珍しく教室戻るんだ?」

「しょうがねぇだろっ!千紗がうるせぇんだから!」

「はいはい!」

 畜生、千紗のヤツ。

 俺が教室戻ってちゃんと授業受けないと、相川に俺の気持ちバラすって脅してきやがった。