しょうがないじゃんか





「あ……あはは。えっと……こんにちは……?えっと……じゃあっ」





早口でまくし立てる。



そうでもしなきゃ涙がこぼれちゃうから。



言い終わると同時に中庭を駆けた。



ひとけのない校舎の東階段まで。



「はぁ………」



背中に届いた、類のため息は聞こえないふりをした。


涙で歪んだこの世界で何をすればいいのだろう。



文化祭の喧騒が羨ましく感じる。



東階段の3段目に腰を掛けると、なんだか安心して、とにかく泣きじゃくった。



今までのモヤモヤを流すように。



「……っうわ〜ん!…っ…っ、ふぅ………っ」



きっと少女漫画だと、王子様が迎えに来てくれるのだろう。


私にもそしたら来るんじゃないかって期待してた。