愛は不徳の娘で不倫してできた子供だという噂が耳に入る。
ちょうどその頃、司が「母親が不倫した事の詳細」を聞いていた故に点と点が線で繋がった気がして。
愛の身にも何か危ないことが起ころうとしている事を危惧して、私は愛にカウンセリングを勧めた。
そしたら案の定やってきてくれて、ホッとしたのだがーーー愛は病室に入った途端泣き出した。
慌てて私が、落ち着かせて話を聞く。
すると、どうだろう。
司と……愛はーーー母親が同じ人間の異母兄弟だったのだ。
全ての真実が繋がった気がして、ゾッとしたが話を止めるわけにはいかない。
「お父さんはね、あの意地悪なお母さんに振り向いてもらえない傷跡があるんだろうね………。私のことが嫌いなの」
真っ赤に目を腫らしながら言う、愛。
「司っちが………目の前で母親が他の男に取られたって話をしててまさかって思って調べたら、そのお父さんは………司っちから奪った張本人の「他の男」だったなんてね………」


