あの日から3日後ぐらいだろう。
「こんにちは、司先生。早速中に入りましょう」
肉食系とはこの事かと、感心したくなるようなさりげないピンクを所に入れてくるコーデは何だか背筋が凍るものがある。
ーーーまぁ、ノコノコとやっている俺も、馬鹿なのだろうが。
頑張るに越したことはない。
なので早速、彼女が行きつけの居酒屋に足を運ぶ。
居酒屋を選ぶ所も、自分が可愛いから落ちるだろうと狙っているんだとしたらーーー恐ろしい魔女だ。
そう考えたら鋭い頭痛のようなものがしたが、振り払って。
古民家のような居心地はした店内。
確かにお酒を飲んでいる輩はいたけれど、そこまで客足は悪い奴はいない。
「食べ物、どうします?」
「え………あぁ。逆に何がおすすめなんです?」
「ここですね、鶏皮が美味しんですよ」
その後は他愛もない話をして、何とか乗り切ったがーーー何というかこの人は、やはり肉食系何だと悟った。
話を聞いている限り、すべての男が私の手取りになってしまうのよねという感じがして、何となく馬が合わない。
「早速ですけど、司先生は好きになった人はいるんですか?」
「………好きになった人」
「初めて好きになった人の事を、聞かせてくださいよー」
「そうですね………そうだな」
ここではぐらかすと、彼女は自分のことを探りに来たのかと目的を知られてしまうことになるだろう。


