「とちもかくにも、私は今ね。
ぜーんぜん、学校楽しくないの。
感覚で言えば娯楽のない塔の上のラプンツェル状態ってわけです。
先生ならどうにかしてくださいませんかね?」
「楽しみは、自分で見つけろよ」
「その楽しみを見つける、材料すらもここにないんだよ。
みーんな私に学校の事、詳しく話してくれないもん」
確かに彼女が避けられているというのも、一理あるかもしれない。
なぜなら噂にも見る絶世の美女であるからして。
遠い存在故に、遠慮してるんだろう。
こんな生徒はアタックされてうんざりしてグレるのが筋なのに。
それが、どうしてだろう。
こんな偶然にも、純粋無垢。
ましては世間知らずの、天使が生まれるとは。
学校という場所は、時に現実より奇妙だ。
「ねぇ………お願いだよ!!
なんか学校つまらないの!!
つまんなすぎて、お腹と背中がくっついちゃいそうだよ!!
ペラペラになって吹き飛ばされてしまってもいいの!!
司先生のせいだからね!!」
「意味の分からないことを言うな」
やっぱり前言撤回。
天使じゃない。


