「君…俺のドレスモデルにならない?」


君は驚いて泣き止んだ。


「透夜さんって?」



「俺?女の子をプリンセスにする…魔法使い?」



俺は何を言ってるんだろう。
君が気になってしょうがなかった。
繋ぎ止めたかった。
これっきりの関係は嫌だから。


君は笑う。


その笑顔に俺は見惚れてしまう。




「私は小鳥星來と言います、でも私がモデルって…」




「大丈夫、俺がいるから、じゃあ…俺の名刺、連絡ちょうだい」