「はぁ…俺、本気なんだけど」



「湊人さん、私は透夜さんしか考えられません…だから…ごめんなさい」


「そっか…そんなはっきり言うんだ…分かったよ、じゃあね…」



透夜の恐ろしい雰囲気に押されて湊人は去って行った。



「透夜さん、ごめんなさい…嫌な思いさせて…」


透夜はぎゅっと抱きしめる。


透夜さんの甘い香水の香り…安心する。


「星來、強くなったね」


「へ?」


「帰ろっか」



帰ってからの透夜さんは私をたくさん甘やかした。