「お前!何をしている!」
アリシアの部屋に入ってきたフレデリックは、アリシアを抱きしめるフレンを見て激昂しフレンの元へ走ってくる。
「何って、不安になっているアリシアを安心させるために抱きしめてるんだよ」
「なっ!なんであんたが抱きしめてるんだ!」
「別にいいだろ、俺はお前なんだし。何か不満か?」
「不満しかない!いいから早くアリシアを離せ!」
フレデリックに言われてフレンは渋々アリシアを離した。
「アリシア、だいじょう……」
大丈夫か、と聞こうとして、アリシアを見たフレデリックは目を見張る。フレデリックの目には、顔を真っ赤にしているアリシアが映っていた。
(ど、どうしよう、絶対顔が真っ赤になってしまっている!こんな顔フレデリック様に見られるなんて、恥ずかしい)
「アリシア……」
「す、すみません!大丈夫です。驚いてしまっただけですし、フレン様は私のことを思って抱きしめて下さっただけなので、そんなに心配しないでください」
慌ててアリシアがそう言うが、フレデリックは顔を顰めたままだ。
「アリシア、抱きしめられただけ?」
「え?はい、そうですけど」
「そう、……フレンが抱きしめていいなら俺も抱きしめていいよね」
「え?」
アリシアの部屋に入ってきたフレデリックは、アリシアを抱きしめるフレンを見て激昂しフレンの元へ走ってくる。
「何って、不安になっているアリシアを安心させるために抱きしめてるんだよ」
「なっ!なんであんたが抱きしめてるんだ!」
「別にいいだろ、俺はお前なんだし。何か不満か?」
「不満しかない!いいから早くアリシアを離せ!」
フレデリックに言われてフレンは渋々アリシアを離した。
「アリシア、だいじょう……」
大丈夫か、と聞こうとして、アリシアを見たフレデリックは目を見張る。フレデリックの目には、顔を真っ赤にしているアリシアが映っていた。
(ど、どうしよう、絶対顔が真っ赤になってしまっている!こんな顔フレデリック様に見られるなんて、恥ずかしい)
「アリシア……」
「す、すみません!大丈夫です。驚いてしまっただけですし、フレン様は私のことを思って抱きしめて下さっただけなので、そんなに心配しないでください」
慌ててアリシアがそう言うが、フレデリックは顔を顰めたままだ。
「アリシア、抱きしめられただけ?」
「え?はい、そうですけど」
「そう、……フレンが抱きしめていいなら俺も抱きしめていいよね」
「え?」



