蘭のおかげで元気を取り戻した私は、その勢いのままに兄と向き合おうとした。
けれど、うまくいかなかった。
何度話しかけようとしても、そのたびに肩透かしを食らってしまう。
ようやく声をかけられても、兄は目を合わせてくれないし、そっけない返事で会話が終わってしまうのだ。
それでも私は、あきらめずに何度も声をかけ続けた。
本音を言えば――もう、心が折れそうだった。
お兄ちゃんだって、きっと意地になってるだけなんだ。
引くに引けなくなっているっていうか。
それに……ずっと心配だった。
お兄ちゃんは優しいから、きっと自分を責めて苦しんでいる。
あ〜、いったいどうすればいいの。
私の苦悩とは裏腹に、報われない日は容赦なく過ぎていった。
