カワイイ偽物彼女

「とゆうか、なんでそこにいるの。」

 そこは、突っ込んでほしくなかったかも。

「そ、れは、」

 私がゆっくりと口を開いたとき。

「桜木ちゃーん、どこー!!」

 またもや、知らない男の子の声が聞こえた。

 さっきの人とは違う人だ、多分。

「あー、そうゆうことか。大変だね、お姫様も。」

 目の前の男の人も、かなりの美形だもんな。

 明るい茶色ののふわふわした髪に、吸い込まれちゃうよう黄色の瞳、モデルさんみたいな高身長。

 おまけに、かなりの美形。

 完成されすぎている容姿は、絵本から飛び出した王子様みたい。

 声もとってもカッコいい。

「ちなみにあなたは、どうしてここに?」

「それはね、」

 男の人が私の疑問に答えようとしたとき

「相川くーん!どこー!!」

 また、知らない人にさえぎられる。

 なんかデジャヴ…

「あなたも、ですか。」

 私は顔を引きつらせながら、同情のような目線を送る。

「とゆうか、そろそろ出てきたら?」

お恥ずかしいことに、私はまだ、段ボールの中から出てきていなかった。

「…、すいません」

 恥ずかしい…

 とゆうか、なんでこのまま会話をしていたんだろ。

 しかも、段ボールの中って…小学生でも入らないよね…

 一人でしょぼくれていると、目の前の男の人が、静寂を破るように言葉を発する。