凪野くんを落とせない

教室前の廊下で記憶中の泣き虫金持ち野郎と水野瑠衣を見比べる


顔のパーツが似ている 


ていうか完全一致


「あーまって思い出したかも...」


「でしょ?!」


あー最悪だ


こいつは地味にめんどくさい


「杏ちゃんと同じクラスなんて嬉しいな!ずっと一緒にいよーね♡」


「重い、嫌」


「やっぱ杏ちゃん冷たーい」


そう、こいつは私に惚れている


しかもかまちょ


だからめんどくさい


「いい?私の猫かぶってる姿の邪魔だけは絶対にしないでね」


「あいあいさー」


これは小学生の時から言いつけてある


深呼吸をして教室のドアを開ける


ガラガラ


騒ついていたクラスが静まり私に、、いや不服だけど私と水野瑠衣に視線が集まる


「みんなおはよっ始めまして!」


角度声動き全て昨日練習した私の1番可愛いで挨拶する