「んっ、はぁ……」
角度を変えて降り注ぐ深い深い口付けに、だんだんと足の力が抜けて、気づいたときには床に座り込んでしまった。
「…大丈夫か?」
床に座り込んだ私の顔をのぞきこみながら聞く綿谷くんに、私は小さくうなずいた。
「あんま可愛いこと言われると、マジで理性効かなくなる」
ぎゅっと抱きしめられて、私はその温もりに目を閉じた。
「華子、お前が好きだ。…俺だけのものになってくれるか?」
その問いの答えは、もう決まり切っている。
抱きしめる綿谷くんを見あげる。
そして私は力いっぱい、「はい!」と答えた。


