クールな王子様からの溺愛なんて、聞いてません!!



「んっ、はぁ……」


角度を変えて降り注ぐ深い深い口付けに、だんだんと足の力が抜けて、気づいたときには床に座り込んでしまった。


「…大丈夫か?」


床に座り込んだ私の顔をのぞきこみながら聞く綿谷くんに、私は小さくうなずいた。


「あんま可愛いこと言われると、マジで理性効かなくなる」


ぎゅっと抱きしめられて、私はその温もりに目を閉じた。


「華子、お前が好きだ。…俺だけのものになってくれるか?」


その問いの答えは、もう決まり切っている。


抱きしめる綿谷くんを見あげる。





そして私は力いっぱい、「はい!」と答えた。