「…悪い。止まれなかった」
顔は見せてくれないけど、耳先まで真っ赤になっている。
「お前からずっと欲しかった言葉聞けて…なんかまだ夢みてぇ」
私の髪をかき分けた綿谷くん。
首にキスを落としたのか、くすぐったさに私は目を閉じた。
「く、くすぐったい、です…。あの…私誰とも付き合ったことなくて、その…キスとか全然慣れてなくて…」
綿谷くんがゆっくりと顔を上げる。
「でも…その、綿谷くんなら全然嫌じゃないから…キス、もう一回くらいなら…」
自分でもなんてことを言ったのだろうとびっくりしたけど、そっと綿谷くんを見上げると目を見開いて固まっている。
と思ったら、今までで一番性急なキスを落とされた。


