クールな王子様からの溺愛なんて、聞いてません!!



「…悪い。止まれなかった」


顔は見せてくれないけど、耳先まで真っ赤になっている。


「お前からずっと欲しかった言葉聞けて…なんかまだ夢みてぇ」


私の髪をかき分けた綿谷くん。
首にキスを落としたのか、くすぐったさに私は目を閉じた。


「く、くすぐったい、です…。あの…私誰とも付き合ったことなくて、その…キスとか全然慣れてなくて…」


綿谷くんがゆっくりと顔を上げる。


「でも…その、綿谷くんなら全然嫌じゃないから…キス、もう一回くらいなら…」


自分でもなんてことを言ったのだろうとびっくりしたけど、そっと綿谷くんを見上げると目を見開いて固まっている。


と思ったら、今までで一番性急なキスを落とされた。