綿谷くん、いつから私たちの会話を聞いてたんだろう… もしかして、私が綿谷くんのことどう思ってるとか、聞いちゃってたりして…? 「あ、あのあのっ」 一気に体温が上昇していく。 それを誤魔化すように、慌てて綿谷くんに声をかける。 「さっきはありがとうございました」 私の問いかけにゆっくりと振り向いた綿谷くんは、さっきの怖い顔はどこへやら、目元から鋭さが消えていた。 「別に。華子が全然来なくて、探してたら遭遇しただけ」 偶然でもなんでも、私的には結構ピンチだったから本当に助かった。