「ご、ごめんなさい!いつの間にか眠くなっちゃってそれで…」
ベッドの上で向き合うように座った華子の腕を引っ張って、自分の方へ寄せる。
「やっぱ、まだ離したくねえ…」
ずっと、こうやって華子を抱きしめていたい。
ずっと、俺だけのそばにいればいい。
華子のふわりと甘いにおいに頭が痺れそうな感覚を覚える。
俺は華子の肩に顔をうずめた。
「…昨日、お前に関わらない方がいいって言われて、わかったって言ったけど…やっぱ取り消す」
「…わ、綿谷くん?」
戸惑ったように、華子が俺を呼ぶ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…