「置いたつもりはありません。仕事のことは安易に話せないでしょうし、ましてや占いに関することでしたら、尚更です。相談内容を私が聞くわけにもいきませんから」
「……うん。分かっているわ。でも、これは相談内容とは違うことだったから、思わず」
「相談内容ではない? 親身になっている内に、抱え込んでしまったわけではないのですか?」
「抱え込むような相談は来ないわ。相談者には事前に、重い案件は占えないことを伝えてあるから」
病気や賭け事、勝負事に関することは勿論のこと、探しものだとか、そういう案件は遠慮させてもらっている。あと、私を試すようなことも。
図書館の催しで相談所など目新しく、実は最初の頃、そのような相談者が多かった。何処の世界でも、暇を持て余した人間はいるもので、「暇なんだろう。俺の話相手くらいしてくれよ」という感じでやって来るのだ。特に図書館や博物館、美術館などの施設には。
今は行列ができるほど盛況になったため、絡んでくる相談者は減った。だけど、たとえ当たらなかったとしても怒らないでね、と事前に了承していても、再度やってきて叱咤して来る者もやはりいるのだ。
どうやらグリフィスは、そちらを連想したらしい。顔が険しくなっている。だけどなんだろう。それさえも様になっているように感じて……あまり怒られている感じがしない。
まぁ、私に怒っているわけじゃないんだろうけど。
「……うん。分かっているわ。でも、これは相談内容とは違うことだったから、思わず」
「相談内容ではない? 親身になっている内に、抱え込んでしまったわけではないのですか?」
「抱え込むような相談は来ないわ。相談者には事前に、重い案件は占えないことを伝えてあるから」
病気や賭け事、勝負事に関することは勿論のこと、探しものだとか、そういう案件は遠慮させてもらっている。あと、私を試すようなことも。
図書館の催しで相談所など目新しく、実は最初の頃、そのような相談者が多かった。何処の世界でも、暇を持て余した人間はいるもので、「暇なんだろう。俺の話相手くらいしてくれよ」という感じでやって来るのだ。特に図書館や博物館、美術館などの施設には。
今は行列ができるほど盛況になったため、絡んでくる相談者は減った。だけど、たとえ当たらなかったとしても怒らないでね、と事前に了承していても、再度やってきて叱咤して来る者もやはりいるのだ。
どうやらグリフィスは、そちらを連想したらしい。顔が険しくなっている。だけどなんだろう。それさえも様になっているように感じて……あまり怒られている感じがしない。
まぁ、私に怒っているわけじゃないんだろうけど。



