召喚された司書の相談所〜偽装結婚ですが旦那様にひたすら尽くされています〜

「いいえ。それは私自身が考えて、乗り越える問題です。だから……」
「ありがとうございます。私が未熟なばかりに。せめて、ここの図書館でお菓子に関する本を見ていってください。少しでもヒントが……あるといいんですが」

 私があまりにもしょげているからなのか、相談者の少女がクスリと笑った。

「よく当たるって話でしたけど、占い師さんでもそう思うんですね」
「当たるだなんて!? 皆さん、お優しいから、当たった話しかしないだけですよ。外れても、怒らないことが前提で占いをさせてもらっていますから」
「外れても……」
「あっ、だから、あまり期待しないでくださいね」
「いいえ。なんとなくですが、分かったような気がします。私も母に全部分かってほしい、と思ってはいけないってことが。当たって砕けろ精神で頑張ってみます!」

 なんだかよく分からないけれど、相談者が前向きになってもらえたのなら良かった。だけど、もっと的確にアドバイスができたらな。そう思わざるを得なかった。