「できるなんてものじゃないのよ! アゼリアのお陰で恋人ができたんだから」
「えっ!? もしかして、最近よく見かける交易関係の人?」
「そうよ。ふらっと立ち寄った公園で、慈善バザーをやっていてね。ほらっ、時々危険な魔術書とか売っていることがあるでしょう? なるべく回収しようって話も出ていたから立ち寄ってみたの」
ふらっとも何も、私の占いで自然のあるところ、もしくは公園だと聞いていたヘルガが、イベントの開催を聞きつけて向かっただけのことである。けれど二カ月近く経ってもその兆しがなく、私としてもホッと胸を撫で下ろした案件だったため、口を噤んだ。
「そしたらたまたま、マティライトの花器を探しにやって来ていた彼に出会ってね」
「あぁ、ヘルガの趣味は焼き物の収集だったっけ。確かヘルガも、マティライトの花器を求めてこの街に来たんじゃなかった?」
「えっ、そうなの?」
「そうよって、あれ? アゼリアには言っていなかったっけ、私の趣味。それなのに、彼と出会う場所を占えるなんて凄いわ!」
「たまたまだよ」
占い師ではないけれど、喜んでもらえるのは嬉しい。だけどそれは、ヘルガが諦めずに探し続けたからだ。それを言おうとした瞬間、ヘルガと同じ眼差しに気づき、思わずギョッとなった。
「えっ!? もしかして、最近よく見かける交易関係の人?」
「そうよ。ふらっと立ち寄った公園で、慈善バザーをやっていてね。ほらっ、時々危険な魔術書とか売っていることがあるでしょう? なるべく回収しようって話も出ていたから立ち寄ってみたの」
ふらっとも何も、私の占いで自然のあるところ、もしくは公園だと聞いていたヘルガが、イベントの開催を聞きつけて向かっただけのことである。けれど二カ月近く経ってもその兆しがなく、私としてもホッと胸を撫で下ろした案件だったため、口を噤んだ。
「そしたらたまたま、マティライトの花器を探しにやって来ていた彼に出会ってね」
「あぁ、ヘルガの趣味は焼き物の収集だったっけ。確かヘルガも、マティライトの花器を求めてこの街に来たんじゃなかった?」
「えっ、そうなの?」
「そうよって、あれ? アゼリアには言っていなかったっけ、私の趣味。それなのに、彼と出会う場所を占えるなんて凄いわ!」
「たまたまだよ」
占い師ではないけれど、喜んでもらえるのは嬉しい。だけどそれは、ヘルガが諦めずに探し続けたからだ。それを言おうとした瞬間、ヘルガと同じ眼差しに気づき、思わずギョッとなった。



