「これで、疑問は解消されましたか?」
「そ、そうね。凄く驚いたけど」
「すみません。あと、ここにアゼリアを連れて来ることが遅れたことも、謝らないとなりませんね」
「仕方がないわよ。私も、そんな余裕はなかったわけだし」
「いいえ。これは私の我が儘なんです。アゼリアが帰りたくなるのではないか、と思うと話題にあげることすらできませんでしたから」
思わず、耳が熱くなるのを感じた。想いが通じた後に言うなんて、ズルいとも。だから、怒るに怒れなかった。
「こんな私が嫌になったのでしたら、今からでも魔塔で帰還の準備をしますが……」
「どうして? ここまで想われているのに帰るなんてできないわよ」
「アゼリア……」
「そう、私はアゼリア。グリフィスが付けてくれたんじゃない」
私はグリフィスに向かって、両手を伸ばした。
「忘れないで。私はアゼリア。アゼリア・ハウエル。あなたの妻よ」
もう偽装夫婦でもない。本当の妻だ。
「そしてあなたは、私の夫だということを」
「そ、そうね。凄く驚いたけど」
「すみません。あと、ここにアゼリアを連れて来ることが遅れたことも、謝らないとなりませんね」
「仕方がないわよ。私も、そんな余裕はなかったわけだし」
「いいえ。これは私の我が儘なんです。アゼリアが帰りたくなるのではないか、と思うと話題にあげることすらできませんでしたから」
思わず、耳が熱くなるのを感じた。想いが通じた後に言うなんて、ズルいとも。だから、怒るに怒れなかった。
「こんな私が嫌になったのでしたら、今からでも魔塔で帰還の準備をしますが……」
「どうして? ここまで想われているのに帰るなんてできないわよ」
「アゼリア……」
「そう、私はアゼリア。グリフィスが付けてくれたんじゃない」
私はグリフィスに向かって、両手を伸ばした。
「忘れないで。私はアゼリア。アゼリア・ハウエル。あなたの妻よ」
もう偽装夫婦でもない。本当の妻だ。
「そしてあなたは、私の夫だということを」



