「それは良かったです。この姿になったのは、アゼリアをお誘いしたいためだったので」
「お誘い?」
「ちょうど明日、近くの公園で慈善バザーが開催されるんです。一緒に行ってみませんか?」
「行ってみたい! 前にヘルガから聞いて、ずっと気になっていたの」
ヘルガ自身はお相手を探すために立ち寄った場所だけど、私が興味を惹かれたのは、慈善バザーの方だった。その後、どんなものかと聞いたら、フリーマーケット、もしくは市やイベントのようなものだと察した。
貿易関係の人も立ち寄るくらいだから、バザールの雰囲気もあるのかしら。でも、公園でやるくらいだから、市かフェアの方に近いのかもしれない。
「……私もまだまだですね」
「何が?」
「守りに必死で、日常がおざなりになっていました。折角、アゼリアが行ってみたいと思える場所が、近くにあったというのに、見逃していたとは」
「えっ、これってそんなに反省すること!?」
そもそも、グリフィスにはウルリーケのこととか、考えることはいっぱいあったわけだし、仕方のないことだと思うけど。あと、書店経営から魔塔のこと、家事だって完璧にこなし、私の身の安全にまで気を遣っていたのよ。
「すべて気にかけていたら、体を壊してしまうわ」
「大丈夫です。特にアゼリアに関しては、私の楽しみでもあるので、禁止されると困ります」
「……分かったわ。でも、自分のことは自分でできるから……ほどほどにね」
「善処します」
つまり止めないってことね。
この言葉を使って、本当に改善された例を、私は知らない。
「お誘い?」
「ちょうど明日、近くの公園で慈善バザーが開催されるんです。一緒に行ってみませんか?」
「行ってみたい! 前にヘルガから聞いて、ずっと気になっていたの」
ヘルガ自身はお相手を探すために立ち寄った場所だけど、私が興味を惹かれたのは、慈善バザーの方だった。その後、どんなものかと聞いたら、フリーマーケット、もしくは市やイベントのようなものだと察した。
貿易関係の人も立ち寄るくらいだから、バザールの雰囲気もあるのかしら。でも、公園でやるくらいだから、市かフェアの方に近いのかもしれない。
「……私もまだまだですね」
「何が?」
「守りに必死で、日常がおざなりになっていました。折角、アゼリアが行ってみたいと思える場所が、近くにあったというのに、見逃していたとは」
「えっ、これってそんなに反省すること!?」
そもそも、グリフィスにはウルリーケのこととか、考えることはいっぱいあったわけだし、仕方のないことだと思うけど。あと、書店経営から魔塔のこと、家事だって完璧にこなし、私の身の安全にまで気を遣っていたのよ。
「すべて気にかけていたら、体を壊してしまうわ」
「大丈夫です。特にアゼリアに関しては、私の楽しみでもあるので、禁止されると困ります」
「……分かったわ。でも、自分のことは自分でできるから……ほどほどにね」
「善処します」
つまり止めないってことね。
この言葉を使って、本当に改善された例を、私は知らない。



