召喚された司書の相談所〜偽装結婚ですが旦那様にひたすら尽くされています〜

「あとはそうですね、ウルリーケもまた、占いが好きだったから、というのもあります。おそらくアゼリアを選んだのは、そこが理由なのではないでしょうか」
「えっ! そうなの!?」
「でなければ、大人しく占いを手伝うとは思えません。あと、占いを通して、アゼリアに自身の魔力を送っていたことも、また……」
「マックスの前では、私のことが気に入ったって言っていたじゃない」
「それも間違いではありません。ですが、あの男の名前をここで言うのはやめてください」

 もしかして、この遺跡の荒れようは、ウルリーケを封印した時にできたものだけじゃないのかしら。この遺跡を調べていたくらいだから、黒いフードの男たちと一緒に荒していた、とか。

「ごめんなさい」
「いえ、分かっていただければいいんです」

 グリフィスは満足そうな声でいうと、私の頭に顎を乗せた。