「さすがにこれは気づきましたか」
「一体、何をしたの?」
「今までかけていた保護魔術は、効果が薄いものだったんです。けれど、もうバレているわけですから、強力なのをかけておこうかと思いまして」
「ありがとう……でも」
今は戦闘中でしょう? と視線をマックスの方へ向けた途端、攻撃が飛んできた。元いた世界に魔術はない。けれどゲームでは見たことがあったため、ある程度は予想ができた。
だけど……まさか火の玉のようなものが飛んでくるなんて、誰が予想しただろう。
その奥にいたマックスが、しまったとでもいうような顔と共に、何かを叫んでいる。しかし、巨大な火の玉を前に、耳を傾けている余裕はない。
咄嗟にグリフィスが私の腕を掴んだが、火の玉の方が速かった。いや、それよりも速く、別のものが割り込んで来た。
「えっ」
私の目の前に現れた一枚のカード。裏面しか見えなかったが、見慣れた紫色を見て確信した。あれは奪われたタロットカード。そう、グリフィスのお姉さんが封じられているものだと。
それがどうして目の前に、と思っていると、カードから突然、凄い量の水が勢いよく飛び出した。勿論、迫りくる巨大な火の玉に向かって。
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「一体、何をしたの?」
「今までかけていた保護魔術は、効果が薄いものだったんです。けれど、もうバレているわけですから、強力なのをかけておこうかと思いまして」
「ありがとう……でも」
今は戦闘中でしょう? と視線をマックスの方へ向けた途端、攻撃が飛んできた。元いた世界に魔術はない。けれどゲームでは見たことがあったため、ある程度は予想ができた。
だけど……まさか火の玉のようなものが飛んでくるなんて、誰が予想しただろう。
その奥にいたマックスが、しまったとでもいうような顔と共に、何かを叫んでいる。しかし、巨大な火の玉を前に、耳を傾けている余裕はない。
咄嗟にグリフィスが私の腕を掴んだが、火の玉の方が速かった。いや、それよりも速く、別のものが割り込んで来た。
「えっ」
私の目の前に現れた一枚のカード。裏面しか見えなかったが、見慣れた紫色を見て確信した。あれは奪われたタロットカード。そう、グリフィスのお姉さんが封じられているものだと。
それがどうして目の前に、と思っていると、カードから突然、凄い量の水が勢いよく飛び出した。勿論、迫りくる巨大な火の玉に向かって。
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」



