「私の物覚えの悪さを実感したの」
「再確認できて良かったわね。それで物覚えが悪いから、何を盗られたか分からない、とでもいうつもりはないわよね」
「さすがに、そこまで物覚えが悪くないわよ。ちゃんと帰る時に確認したから、何も盗られていないわ」
「……タロットカードも?」
「え?」
なんでタロットカードが出てくるの? と思いつつも、また言及されても困ってしまう。
「大丈夫。いくら貴重品でも、荷物になるような物は持ち歩かないよ。ロッカー……収納棚に入れているわ」
「それじゃ、本当に大丈夫そうね。収納棚にも保護魔術がかけられているから、そう易々と盗られる心配はないもの」
「だけど、やっぱりそれくらい危機感を持った方がいいんだよね」
好青年に見えても、初対面時のマックスは、とても怪しかった。第一印象は変わるものだけど。
「私はそう思うわ」
ヘルガの言葉に、私は大いに頷いた。これから再び、相談所で多くの人と対面をするのだ。今度こそ、気を引き締めていこう。
けれど最終日の翌日、マックスは図書館に現れなかった。
「再確認できて良かったわね。それで物覚えが悪いから、何を盗られたか分からない、とでもいうつもりはないわよね」
「さすがに、そこまで物覚えが悪くないわよ。ちゃんと帰る時に確認したから、何も盗られていないわ」
「……タロットカードも?」
「え?」
なんでタロットカードが出てくるの? と思いつつも、また言及されても困ってしまう。
「大丈夫。いくら貴重品でも、荷物になるような物は持ち歩かないよ。ロッカー……収納棚に入れているわ」
「それじゃ、本当に大丈夫そうね。収納棚にも保護魔術がかけられているから、そう易々と盗られる心配はないもの」
「だけど、やっぱりそれくらい危機感を持った方がいいんだよね」
好青年に見えても、初対面時のマックスは、とても怪しかった。第一印象は変わるものだけど。
「私はそう思うわ」
ヘルガの言葉に、私は大いに頷いた。これから再び、相談所で多くの人と対面をするのだ。今度こそ、気を引き締めていこう。
けれど最終日の翌日、マックスは図書館に現れなかった。



