「まさかとは思うけど、ほだされたとか?」
「どうしてそうなるの? ヘルガには毎日のように……グリフィスに会いたいって言っているじゃない」
外にいるからか、最後は恥ずかしくて小さな声になってしまった。
「そうだったわね。でも、彼の前で居眠りをするってことは、それほど気を許しているって証拠じゃないの?」
「面目次第もございません」
「別に謝ってほしくて言ったわけじゃないんだけど……そうだ。念のために聞くけど、何か盗られたりしなかった?」
「っ!」
私が驚くと、すぐにヘルガは慌てて訂正した。
「違うのよ。彼を悪く言うつもりはなくて……だから、その……」
「分かっているわ。私だって、マックスのことは遺跡を調べている研究者らしき人っていう認識だから。もしかしたら、悪い人なのかもしれないことくらい、念頭に入れているもの」
「なら、良かった。前にも言ったけど、アゼリアは隙だらけだから」
「そんなに?」
「うん。未だに遺跡の名前、言えていないでしょう?」
それは……この世界の固有名詞って覚え辛いんだもの。遺跡の名前どころか、この街の名前だってすぐに出てこない。確か……デフォー……なんだっけ?
「ヘルガ。この街の名前は?」
「えっ? いきなり何よ」
「いいから」
「デオレスタ、だけど、これがなんなのよ」
デしか合っていなかった……。
「どうしてそうなるの? ヘルガには毎日のように……グリフィスに会いたいって言っているじゃない」
外にいるからか、最後は恥ずかしくて小さな声になってしまった。
「そうだったわね。でも、彼の前で居眠りをするってことは、それほど気を許しているって証拠じゃないの?」
「面目次第もございません」
「別に謝ってほしくて言ったわけじゃないんだけど……そうだ。念のために聞くけど、何か盗られたりしなかった?」
「っ!」
私が驚くと、すぐにヘルガは慌てて訂正した。
「違うのよ。彼を悪く言うつもりはなくて……だから、その……」
「分かっているわ。私だって、マックスのことは遺跡を調べている研究者らしき人っていう認識だから。もしかしたら、悪い人なのかもしれないことくらい、念頭に入れているもの」
「なら、良かった。前にも言ったけど、アゼリアは隙だらけだから」
「そんなに?」
「うん。未だに遺跡の名前、言えていないでしょう?」
それは……この世界の固有名詞って覚え辛いんだもの。遺跡の名前どころか、この街の名前だってすぐに出てこない。確か……デフォー……なんだっけ?
「ヘルガ。この街の名前は?」
「えっ? いきなり何よ」
「いいから」
「デオレスタ、だけど、これがなんなのよ」
デしか合っていなかった……。



