「僕はそう思いません。今日もヒントとなる本を見つけてくれたではありませんか。どうして遺跡と化してしまったのかが分かったことで、あの模様に描かれていたウサギの意味に気づけたんですよ」
「ウサギは臆病な生物だと書いてあったから、もしかしたらって思ったの。地震などの災害があったら、怖くてそこには住もうなんて、考えないでしょう? またやってきたらどうしようって」
そうして生まれ故郷から離れてしまった者たちを、私は多く見てきた。寂しいけれど、恐怖に打ち勝つことは難しい。誰も攻めることはできない。特に臆病なウサギならば、と思ったのだ。
「天災ほど記録に残すものだから、廃れた時期と照らし合わせることはできるし、誰があの場所に住んでいたのか、はそもそもヒントが描かれていたんだもの。点と点を繋げていけば、マックスだって辿り着けると思うわ」
一緒に調べ物をしていると分かる。マックスがやっているのは、新たに知ることではなく、確認作業をしているかのようだった。つまり、マックスの中では一つの仮説があり、それを元に調べている。だから最初から、私の手助けなど必要なかったのだ。
「ウサギは臆病な生物だと書いてあったから、もしかしたらって思ったの。地震などの災害があったら、怖くてそこには住もうなんて、考えないでしょう? またやってきたらどうしようって」
そうして生まれ故郷から離れてしまった者たちを、私は多く見てきた。寂しいけれど、恐怖に打ち勝つことは難しい。誰も攻めることはできない。特に臆病なウサギならば、と思ったのだ。
「天災ほど記録に残すものだから、廃れた時期と照らし合わせることはできるし、誰があの場所に住んでいたのか、はそもそもヒントが描かれていたんだもの。点と点を繋げていけば、マックスだって辿り着けると思うわ」
一緒に調べ物をしていると分かる。マックスがやっているのは、新たに知ることではなく、確認作業をしているかのようだった。つまり、マックスの中では一つの仮説があり、それを元に調べている。だから最初から、私の手助けなど必要なかったのだ。



