「アゼリアが危ない!?」
「そうよ。だからといって、急に配置換えはできないの。もうすぐ一週間経つからね。どうしてって疑われるわ。でもグリフィスなら、説明できる立場にいるし――……」
「やめるようにいうことはできます。ですが……アゼリアの楽しみを奪った挙句、私が獣人だと知ったらどうなるでしょうか」
一つの傷なら許せるけれど、二つは難しい。時間がないから、分けて話したとしても、似たような状況になってしまう。
「まったく、それくらい狼狽えるのなら、さっさと気持ちを伝えれば良かったのに。でもまぁ、いざという時は協力するわよ。今の彼は人間だけど、前に好きだった人は獣人だから、フォローはできると思うし」
「……失恋をした、という彼ですか。それならアゼリアも……いえ、そうしたら、図書館の職員に獣人が多くいることがバレてしまいます。さらに負担に――……」
「あー、もう! それも含めてフォローするって言っているんじゃない! 過保護が過ぎると嫌われるわよ!」
「っ!」
そう思った瞬間、悲しみで人の姿を維持できなくなってしまった。本来ならば、魔力切れで獣の姿になるのだが……。
「そうよ。だからといって、急に配置換えはできないの。もうすぐ一週間経つからね。どうしてって疑われるわ。でもグリフィスなら、説明できる立場にいるし――……」
「やめるようにいうことはできます。ですが……アゼリアの楽しみを奪った挙句、私が獣人だと知ったらどうなるでしょうか」
一つの傷なら許せるけれど、二つは難しい。時間がないから、分けて話したとしても、似たような状況になってしまう。
「まったく、それくらい狼狽えるのなら、さっさと気持ちを伝えれば良かったのに。でもまぁ、いざという時は協力するわよ。今の彼は人間だけど、前に好きだった人は獣人だから、フォローはできると思うし」
「……失恋をした、という彼ですか。それならアゼリアも……いえ、そうしたら、図書館の職員に獣人が多くいることがバレてしまいます。さらに負担に――……」
「あー、もう! それも含めてフォローするって言っているんじゃない! 過保護が過ぎると嫌われるわよ!」
「っ!」
そう思った瞬間、悲しみで人の姿を維持できなくなってしまった。本来ならば、魔力切れで獣の姿になるのだが……。



