「相談所のお陰で、この世界の人たちへの偏見や恐怖も薄れているようですから、問題はないと思っています」
「だったら、その点に関しては怒られる筋合いはないわね」
「ありますよ、勿論」
ヘルガには、アゼリアが異世界の人間であることを事前に伝えていた。そうでなければ図書館といえど、アゼリアを預けたりしない。知り合いが誰もいない世界で少しでも心休まり、且つ、アゼリアも馴染みのある場所が図書館だった、という理由もある。
とはいえ、獣人にアゼリアを任せるわけにはいかず、唯一同性で年齢も近い、人間のヘルガに白羽の矢を立てたのだ。ヘルガもアゼリアを気に入ってくれたようで、何かと世話を焼いてくれて助かっていたのだが……。
「あなたはやり過ぎたんです」
「え? どこが?」
「まずは、相談所の件です。図書館の問題にアゼリアを巻き込みましたよね。アゼリアはあなたたちの期待に応えようとした結果、無理が祟ったんですよ」
「あ、あれは悪かったと思っているわ。だからグリフィスの提案を呑んだんじゃない」
仮にアゼリアが言い出せないのであれば、裏から手を回そうと画策していたのだ。まぁ、杞憂に終わったから良かったものの。
「だったら、その点に関しては怒られる筋合いはないわね」
「ありますよ、勿論」
ヘルガには、アゼリアが異世界の人間であることを事前に伝えていた。そうでなければ図書館といえど、アゼリアを預けたりしない。知り合いが誰もいない世界で少しでも心休まり、且つ、アゼリアも馴染みのある場所が図書館だった、という理由もある。
とはいえ、獣人にアゼリアを任せるわけにはいかず、唯一同性で年齢も近い、人間のヘルガに白羽の矢を立てたのだ。ヘルガもアゼリアを気に入ってくれたようで、何かと世話を焼いてくれて助かっていたのだが……。
「あなたはやり過ぎたんです」
「え? どこが?」
「まずは、相談所の件です。図書館の問題にアゼリアを巻き込みましたよね。アゼリアはあなたたちの期待に応えようとした結果、無理が祟ったんですよ」
「あ、あれは悪かったと思っているわ。だからグリフィスの提案を呑んだんじゃない」
仮にアゼリアが言い出せないのであれば、裏から手を回そうと画策していたのだ。まぁ、杞憂に終わったから良かったものの。



