「なるちゃん、孤立してる子や転校生に積極的に声かけたり、いつも友達に優しかったじゃん。俺、なるちゃんの友達想いなところに惚れたから、今回も友達の為だって聞いて、なるちゃんの友情を尊重したかった。それに、俺だって合コンこそ行かなくても、付き合いで同じ学校の女子も居る飲み会はあるのに、なるちゃんにだけ行くなとは言えなくて」
「しょうがないよ、コウちゃんは共学なんだから」
「勿論、女子もいる飲み会に行ったからって、何もないけどさ。それに、長い付き合いの彼女が居るってことも公言してるから」
それは初耳だった。
「なるちゃん、何があったの?まさか、怖い目に遭った?」
「怖いというか⋯⋯全部、自業自得なんだけどね。参加してた男の一人に、ビッチ呼ばわりされて、手を捕まれたから、振り払って逃げ出してきちゃった⋯⋯。友達の為のはずが、結局は誰の為にもならなくて、なんかバカみたいよね」
「しょうがないよ、コウちゃんは共学なんだから」
「勿論、女子もいる飲み会に行ったからって、何もないけどさ。それに、長い付き合いの彼女が居るってことも公言してるから」
それは初耳だった。
「なるちゃん、何があったの?まさか、怖い目に遭った?」
「怖いというか⋯⋯全部、自業自得なんだけどね。参加してた男の一人に、ビッチ呼ばわりされて、手を捕まれたから、振り払って逃げ出してきちゃった⋯⋯。友達の為のはずが、結局は誰の為にもならなくて、なんかバカみたいよね」



