着いた先は、私の学校より二駅向こうの隣の市。
今朝別れるときにちゃんとその辺はチェックしておいたんだぁ♪
ちゃんと学校間に合ったかちょっと心配☆
「ここかぁ…」
坂の上にある学校。
上まで登るのはかったるいから、坂の下の石積みに寄り掛かりながら待つことにした。
ちらほら通り過ぎる生徒たち。
あ~……やっぱりガキばっかだわ。
どの子もしっかりぶ厚い鞄しょっちゃって、まだまだ背も低いしなんか……論外ね。
そんなことを考えながら待つことしばし。
一際大きな声で歩いてくる男児の集団。
「……だから白状しろって」
「そんなんじゃないって言ってんの」
「また~……やっちゃったんだろ、どうなのチェリー卒業の感想は♪」
「羨ましいぜこの野郎。あ~俺も年上に拾われたいっ」
「だから!そんなんじゃ……あ!」
聞き覚えのある声。
あの会話………
目を向けると………………やっぱり。
「ミケ!?」
「迎えに来たよっ♪」
ビックリ顔のジュンくんだ♪
なんだなんだ~?私の噂でもしてたな♪