君が僕に与えた360日のラブミッション

先輩とは結構な頻度で飲みに行き、休日の日に映画や食事に行くくらいの仲になっていた

自分に自信がなく、自惚れるつもりなど全くなかった僕でも、流石にこれは脈ありなのでは?という期待が湧き、僕は遂に先輩に告白する決意を固めた

でも、どうやって告白したらいいか分からず、途方に暮れていた時、ある人物に背中を押された
 
総務にいた頃の僕の友人松野だ
松野は他の課にも顔が利き、僕はたまに松野から色々な情報を得ていた

松野から得た情報によると、月代先輩の元彼は同じ営業部の人間だったらしい
でも去年異動になり、今は違う課にいるとの事だった
営業部を去年異動になった人間なんて、日野さんしかいない

僕はこんなに身近に先輩の元彼がいた事に驚いたが、今思えば合点する事がたくさんあったなと思い返す

松野曰く、前も同じ課の人間と付き合っていたなら、僕にも可能性は十二分にあるという事だった