君が僕に与えた360日のラブミッション

「でも、乳房を切除しても、その後辛い抗がん剤の治療を受けなきゃならない…。その事を先生に相談したら、とりあえず薬物療法と放射線治療で対処しましょうって言われたの。それでここ数ヶ月薬を飲んでるの。でも、薬の副作用が酷くて…時々こうなっちゃうの」

頭を鈍器で殴られたようにショックだった

病気が発覚しただけで怖いのに、今までどんな思いで僕に接してたんだろう

「ごめんさい…瞳さん。今までずっと一緒にいたのに僕全然気付かなくて…でも何でもっと早く言ってくれなかったんですか?僕が頼りないからですか?」

「そうじゃないの。もし言ったら真は私を気遣って同情して一緒にいようとするでしょ?可哀想だなんて思われたくないの…同情もしてほしくない。真の前では格好いい堂々した私でいたいの」

病気の宣告を受けて自分が一番辛いはずなのに、僕の事を思って気遣ってくれている

瞳さんにはそれが一番それが重要で、大事な事なのかもしれない

でも、それは瞳さんの命と引き換えになる事なのだろうか?

瞳さんの命より大切なものはないんじゃないだろうか?

「胸が無くなっても、瞳さんは何も変わらないです。僕は同情なんてしてないし、可哀想だなんて思って瞳さんといるわけじゃない。
ただ、瞳さんにはいなくなってほしくないです。僕は瞳さんなしでは生きられない。瞳さんのいない生活なんて耐えられないんです」

だからどうか、手術を受けてください

僕の心からの願いだった