君が僕に与えた360日のラブミッション

「病気って何の?」

僕は恐る恐る訊ねた

悪い予感しかせず、手が震えて怖くなる

「今から約一年前にね…真に告白される少し前に体に違和感を感じて、不安になって病院に行ったの。すぐに検査もして、言われた病名は乳がんだった」

僕の頭から血の気が引いて真っ青になる

予想していたよりずっと怖くて残酷な答えだった

「乳がんて癌ですよね?でも癌の進行が遅ければ治る可能性はあるんじゃ?」

当たっているかも、気を遣えているかも分からない

でも大丈夫。そんなに大変じゃないよ。という瞳さんの言葉が聞きたくて、僕は必死だった
 
「ステージは1で初期。まだリンパ節とか他の臓器には転移してないから、乳房を切除すれば、生存率は90%で高いの」

絶望の中に希望を見出したような答えだった

「なら、手術すれば治るんじゃ…?」

僕には乳がんについて何の知識もない

この言い方が瞳さんを傷付けていないかが気になるけど、今の無知識な僕にはそんな事しか言えなかった