君が僕に与えた360日のラブミッション

僕は先輩に憧れているけど、先輩は僕がそんなマドンナ的に自分を見ているなんて知らない

先輩が何気なく掛けてくれる言葉の一つ一つにも感動している僕の事なんかつゆ知らず、先輩はいつも屈託なく僕に話しかけてくれるのだった

そんな先輩と距離が縮まったのは、職場の飲み会の時だった

課長にお酌をしながら、たくさんお酒を飲まされてしまった月代先輩は、相当酔ってしまい、一人では帰れないほど酔っ払ってしまっていた

僕は見兼ねて送り役を志願して、ドキドキしながら先輩を送って行く事になった

勿論送り狼になる気なんてもうとうなくて、ただ単純に先輩を送り届けたいという純粋な気持ちからだった

先輩に何とか家を聞き出したかったが、酔いすぎている先輩からは何も聞き出せない
 
僕は仕方なく一先ず自分の家に一時的に先輩を連れて行く事にした

も、勿論下心なんかない
あくまでも一時的な避難のようなものだ