いきなり呼び捨て… しかも、星ヶ丘学園に入る前提だし… ん? ちょっと待って!!! 「待って!!名前聞いてない!!!」 私は彼に向かって大声で言った。 彼はその場でピタッと止まり、振り返った。 彼は困ったような顔で笑っている。 そして、 「一ノ瀬 悠介」 と呟き、帰って行った。 それが彼との出会いだった。