「幸・・・・・。」 俺は幸を呼んだ。 一緒に海に行こうって約束したばっかりだろっ。 幸はずっと目をつぶったまま。 「幸・・・目を開けろっ!俺を見ろっ!幸・・・・!!!」 幸は返事をしなかった。 「俺を・・・見捨てんなよ・・・・・」 急に胸が苦しくなり、目が熱くなった。 「悠チャン・・・。」 後ろからヒカルが俺の背中をさすった。 そして、広にぃは俺の腕を引っ張り、強く抱きしめた。 その瞬間、俺は 泣いた。